Unfinished love

出会い系で知り合った人たち

疲れ過ぎてーー妄想

少しの間、くだらない妄想にお付き合いください。










♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'☆.:*:・'♪.:*:・'゜


なかなか会えない私たち。

会いたくて会いたくて仕方ない気持ちを抑えることができなくて、私たちは、ちょっとおもしろい?作戦に出ることに!


お盆休みは、私は仕事だし、会うことが今まで以上に難しい。

だけど、私の仕事帰りに、たまたま彼に隙間時間が出来て、このタイミングで、少し会わない?って話になった。

ただ、誰に会うかわからないから、指定の喫茶店に、それぞれ別に入店して、メッセージアプリを使って会話しよう、って話になり、実行に移すことに。



休みの彼が、先に入店して、店の様子を報告してくれた。


『着いたよー

混んでるけど、席には余裕あるよ

早く会いたいな❤』


『これから向かうね!

私も早く会いたい❤』


私は急いで、喫茶店に向かった。





喫茶店の前に着き、中の様子を伺うと、彼の言うように、混んでるけど空席もそこそこある。


(あっ……)


窓側の席に、見知った顔の男性がいた。


(!!)


ふと、その男性が顔を上げて……


彼だった。


彼はさり気なく手を上げた。


私は軽く会釈をして、中へ向かう。

そのタイミングで、


♪♪♪


メッセージアプリの着信音が聞こえて、スマホを開く。


『早くおいで❤』


にやける顔をどうにか抑える私。


「いらっしゃいませー」


店員さんが声を掛ける。


「あ、荷物置いて来てもいいですか?」

「どうぞー」


私は、彼の向かいの席に荷物を置き、カウンターへ行く。



久しぶりの彼の姿に、私の胸はドキドキしている。

彼は、白いポロシャツにチノパン姿。

仕事帰りのスーツ姿も好きだけど、私服姿の彼はもっと好き。



「ごゆっくりどうぞー」


ドリンクを受け取って、私は席に戻る。


♪♪♪


『こんな形でしか会えなくてごめんね

でも、会えてうれしいよ💕』


早速彼からメッセが。


『ううん。すごくうれしいよ❤』

『オレに会わない間に、また可愛くなったんじゃない?』

『そんなことないよ🤭ただ、綺麗でいる努力はしているよ』

『オレのために?』

『そうだよ❤○○くん以外に誰のために綺麗でいる努力をするの?』


そう、打って、私はそっと彼の方を見た。


『目が合ったね』


すぐに彼からメッセが、きた。

続けて、


『こんなに近くにいるのに、♡♡に触れられないなんて、生き地獄だよ』


近況報告もせず、エロスイッチが入り気味になっている彼。

でも、それは私も同じで……


『私も同じだよ……』

『ずっと我慢してて……ヤバいかも……でも、我慢しなきゃだもんね』

『○○くんと、早くひとつになりたいな……♥』

『俺も同じだよ。♡♡、☆日休みだったよね?』

『うん』

『オレ、明日会社行って、☆日休めるように調整するから、休めたら会おう?』

『うれしいけど、大丈夫なの?』

『☆日なら、仕事も落ち着いてるはずだから大丈夫だと思う。』

『うん。でも、無理しないで。』

『本当は、今すぐにでも、2人きりになれる場所に行きたいけど、厳しいから……少しでも早く休めるようにしたいんだ』

『ありがとう❤うれしいよ❤』


注文したドリンクを飲むのも忘れて、メッセのやり取りをする私たち。






ーーどのくらいやり取りしたんだろう……

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、彼の帰る時間になってしまった。


『また、連絡するからね❤

愛してる、♡♡❤❤』

『私も、愛してる❤❤

○○くん、大好き❤❤』

『気をつけて帰ってね😌』

『○○くんもね🤗』


彼が、スッと立ち上がった。

荷物を持って、去り際に……


彼が周りにわからないように、手を差し出してきて。

私はそっと、その手に触れた。


いつもの温かい手に、私の胸が熱くなった。


手が離れて、彼の姿が遠くなっていく。



「ありがとうございましたー」




少ししか会ってないのに、彼への想いがどんどん溢れていく。


私たちの関係は、この、ちょっとした隙間時間でさえ、大切だ。

それが、愛を確かめる大事な時間にもなる。

会えなくて不安になる時が多いけど、会ってしまえばその不安は消えてしまう。


私は、確かにこの手で触れた彼の手の温もりに、愛を感じた。


そして、この手に、そっと唇を落としたーー






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妄想が、進む進む(笑)

この喫茶店(言い方古いなぁ)は、ス○バをイメージしました。

会社の近くにあるので、こんなふうになれたらなぁ、なんて。

実際は、できないですよね(笑)



お付き合い下さいまして、ありがとうございました🤗