Unfinished love

出会い系で知り合った人たち

備忘録。。メガネくん⑦

予定のすり合わせが上手くいかなくて、今年はもう会えないと思っていた。

気持ちが荒んでいたところで、仕事でミスをして、職場で泣いてしまった。


そんなときに、

『明日、半日休み取れたよ!あくあさん、もう予定入れちゃったかな』

と、LINEが来ていた。


うれしかった。


私が伝えていた会えそうな日のひとつだったけど、

『大丈夫だと思うけど、もう一度家族の予定を確認してみるね!』

そう返信した。


仕事終わりに、雑貨屋さんに行って、1時間近く悩んで、プレゼントを用意した。


予定の変更もなく、会うことになった。




次の日。

無事に合流して、いつものホテルに。

13時半頃だったけど、空室は4つくらいで。

ここのホテルはメゾネットタイプじゃないから、タイミングが悪いと、他のカップルと鉢合わせする可能性があって……

この日は、60後半のじいさんと、50代くらいの淑女のカップルで、じいさんが先にホテルの中に入ったんだけど、次に入った私らに背を向けて、顔を見られないようにしていた。

私らは、手を繋いで、スッ…と横を通って部屋へ。



部屋に入って、一息つく間もなく、抱き合って。

『まさか会えると思わなかったから、うれしい』

って。


毎回、違うシチュエーションで、求めてくれるメガネくん。

甘えたり、ちょっと攻めたり。



短かったけど、満たされた時間を過ごすことができた。


プレゼントも一応、喜んでくれた。






でも、やっぱりやり取りの間隔が空くようになった。

重くしてるつもりはないけど、重いと捉えられる何かをしてしまったのか。

いろいろ考えて、頭の中ごちゃごちゃしていて、苦しいし切ない。

終わることも、仕方ないことなのかと思ってる。

所詮、私は都合のいい女なんだから。